2014年04月29日

このゆびとーまれ 惣万さん

先日連盟主催の新人研修会開催する。およそ300名参集あり、まだ看護協会や看護連盟について何も知らない状態です。したがってまだ会員にはなっていない働き始めて一カ月の初々しいフレッシュナースやナースマンです。研修主催は若手組織に任せました。

受付も若手で対応、いつもと違い役員一同大人は見守りながらさりげない補佐をする。参加者はロビーで卒業して初めて会う同級生とは、はぐ、はぐしていますし、友人を見つけると大きな声を出し再会を喜んでました。

基調講演は このゆびとーまれ 理事長 惣万 佳代子氏  赤ちゃんからお年寄りまで、障害者も障害児もみんな いっしょのデイケアハウス が このゆびとーまれ です。 後に 冨山型 デイサービスとして認知されて行ったのですが、当初は富山日赤病院の看護師3人で立ち上げたものです。いつつぶれるかと言われていた。その20年の歩みは関わった利用者さんとの事例をとおして若い方々に富山弁でユーモアたっぷりと話します。障害者だけの施設、老人だけの施設でコロニーを作ってはいけない、人は豊かな人間関係の中で育ち 喜びも大きいし ひとり一人が輝く と このゆびとーまれで亡くなっていった方々は穏やかでその人らしい生き方だったのが伝わってくるのでした。「誰もが地域で共に暮らす」この理念は若い新人に理解されたと思います。
惣万さんは 自分たちはひとりの困っている人を 支えるのが使命、明日の100人を救うのが行政であると考えている。初給料をもらったばかりの新人ナース達、何もひとりでできないなんて悩まなくてよい、毎日仕事に行くこと、悩むのは3年たってからでよいとエールをおくってくださいました。
  

Posted by 久保洋子 at 20:36

2014年04月10日

孫と加賀屋に

 12月に台湾華僑総会の案内を頂き出席。懇親会での抽選会ではラッキーなことに加賀屋宿泊券に当選しました。3か月の期間、平日限定でした。12月、3月は議会中ですし1、2月は新年会続きで日程が取れないままでなかなか日を決められないでいました。ようやく4月2日、3日ならと予約させていただき、ちょうど春休みであり孫二人を連れての加賀屋雪月花を楽しむことになりました。
孫と私たち夫婦のみでの宿泊は、初めてのことで大変良い思い出ができました。
実は、私たちが老後の生活を金沢でと家を建て金沢に住んで12年がたちました。空き家になった志雄町の家にはその後息子夫婦が小矢部より転居して、孫たちも成長し 早くも新年度から小学六年生と二年生となり、田舎暮らしですが二人とも実に元気でのびのび育っていると思っています。

 孫は親から、日本一の旅館に加賀屋にお泊りするのよと聞かされており、迎えに行きました時は、うきうきでとても楽しみにしていたことが分かりました。浴衣を着ることがまず楽しみ、そして温泉は3回入ると決めており、夕食前、就寝前、朝起きてと、そのとおり実行。
長男の方は写真撮りまくり、ママに見せると言って、館内やお部屋はもちろん、大人が考えない冷蔵庫の中等まで撮っているのです。また朝食では 焼きたらこのお代わりしたいと言いだし、私はいっぱい食べるものがあるのにとたしなめましたが、僕は焼きたらこが大好きと言う。さすが加賀屋さん、さっそく仲居さんが対応してくださいました。彼には焼きたらこが間もなく運ばれ、なんとそれでご飯を三杯も食べました。
 生活を共にしてないので、孫のいろんな様子が見れたことも楽しい一日でした。小学生の間はまだまだ、無邪気なところがあり、じいちゃん、ばあちゃんとはお付き合いできる範囲、中学生になるとそんな訳にいかないでしょうから、本当に抽選に当たり思わぬ楽しみができ良かった。





 お天気も良い日でチェックイン前に、能登島でドルフィンウオッチングを楽しんだ。息子は野生のイルカが見せてやってと言うので、私たちも
初体験で本当にイルカが見れるか半信半疑でしたが、予約もせず向田港に行きました。ドルフィンウオッチング船の前に看板があり当日可、電話番号が記載されています。私たちは第二みずほ丸の船頭 大久保さん(久保 に 大 がつく 大久保さんに親しみがわき)電話。
すぐに大久保さんが来て私たちだけの貸切状態で出発。10分ほど進みイルカのいる場所に着き、海をのぞくように観察していたら、まもなく飛び跳ねる姿確認、それからは右、左、船先、後、自由自在に現れ、私たちもイルカに合わせてあっちこっちと船の中移動してながめる。
大人も子供も楽しめるので、皆さんにもお勧めします。(水族館とは違う楽しみ) ちなみにイルカは2001年頃より、2頭が定住し今は子供も生まれ9頭定住。ミナミバンドウイルカという種類です。能登島には流れついて定住したようで、穏やかな海、透明度も高いきれいな海。小さな島なのですぐ道路も近くに見えますが島の人々のこれまでのかかわりが温かかったので能登島をお気に入りになったことでしょうか。
 また海には浮きいかだがあちこちに見れますが、魚釣りの方が、漁船で浮いかだまで運んでもらい、好きなだけ魚釣りを楽しめ、時間に迎えに来てもらうそうです。いかだの真ん中が煙突のように四角い囲いがあり、中はトイレなのでその心配もないし良く釣れると聞きましたので魚釣りが好きな方は海に浮くいかだでの魚釣りはいかがでしょうか。
 

  

Posted by 久保洋子 at 11:54

2014年04月01日

当たり前を考えさせられる

 29日県看護連盟の研修会を開催する。講師は北海道医療大学大学院客員教授の石垣 靖子先生
看護界ではファンが大勢いる先生です。ご多用の中、年度末の29日にようやく金沢にお越しいただけることになりました。
前夜は先生と一献を。菊姫がお好きとのことで会食は菊姫をご一緒にいただきました。当地のお酒がお好きとはうれしい。お話もはずむ。
翌日の講演が楽しみとなる。

石垣靖子(いしがきやすこ)先生 プロフィールをご紹介
1938年生まれ。北海道大学医学部附属病院副看護部長などを経て、ホスピスケアを専門に行う東札幌病院に勤務。看護部長、副院長、理事を歴任する。 東札幌病院は「医療の本質はやさしさにある」を理念として1983年に開設。内科・外科・緩和ケア病棟を併設する。早くからホスピスケアを標榜し、患者さんの価値観や生き甲斐などを大切にしながら、「もっともその人らしい」生活が実現することを尊重した医療と看護を行っている。
92年、エイボン女性大賞受賞。 現在は北海道医療大学大学院客員教授。

講演は「あたりまえであることの幸せ」
私たちの日常は あたりまえのもの。意識しない 空気のようなものです。しかし「日常」はづっと続く保証はないです。(3.11被災もしかり)
私たちは「当たり前」の生活ができなくなったときに「当たり前」のありがたさに気づくのですね。病院の生活は非日常ですストレスの中にいる。
看護職には日常と隣り合わせの 非日常を患者と共有しながら、日常を患者にもたらすという重要な役割が求められる。とお話されました。
すごいなぁ と思った
猫とひとり暮らしの高齢者は 猫を家においてまで入院したくないと言う。病院には規則だから患者の希望に添えることができないと言うが、どうしたらいいのか、ペットを連れて入院できるように、条件づくりをしたという。ペットの癒しは家族と同じ力、不安や痛みで眠れない夜ペットの犬の体に触れ頭を何故ながらいると、犬が「大丈夫だよ」と言ってくれたから眠れたという患者さん。 ほんと 分かる。
病人は自分の病気を治してもらいたいと思っている。しかし特に死ぬことが分かった人には自分の生き方をどうするかの方が大きな問題である。普通に生きてきた人、普通の人のままその人らしい生き方ができるようにサポートできる 日常のケアが当たり前にできるナースが育ってほしいと思った。
耳の痛いナースもいたのかな
 病室に来るナースでまるで背中に「 私に話しかけないで 」と張り紙が貼ってあるような ナースもいる。また明るい笑顔で患者に声をかけ
る笑顔のナースは相手を幸せな気持ちにする。そんなナースを選んで 患者も話し、相談するものです。


講演終えて石垣先生と私
 


  

Posted by 久保洋子 at 23:24