2013年01月24日

エンディング

 年末から新年にかけて、お世話になった方の親や、友人知人がお亡くなりになりました。
12月30日は義兄が病院で最後をむかえ、姉(夫の)と我が長男が臨終を立ち会ったのでした。暮れから正月は金沢と志雄に行き来することになりました。羽咋のJAセレモニーセンターは1月1日に通夜を受けていたので2日告別式で葬儀は行いました。

 姉は私の看護学校の先輩でもあり、夫婦ともに12歳違いで干支が同じであり、住まいが隣在所であることで何かと行き来する、仲良い関係で今に至っています。私ども夫婦の若いころは頼りがいのある姉夫婦でしたが、12年前、義兄が脳梗塞で倒れたころから、立場逆転し、私たちが相談に乗ることがしばしば。

 姉たちは高齢者二人世帯である。子どもは独立して東京や愛知に住んでいる。娘家族は転勤族ですが、現在金沢に住んでいます。また、私たちは10年以上前から金沢住まいであり、我が長男家族は宝達志水に私たちと入れ替わって住んでおり姉には距離的には一番近い親族であり、息子はなにかと気にかけて世話をしていたのです。喪主の長男が31日夕方到着するまでは、通夜や葬儀の段取りを仕切った。細かい事は家族がはっきりさせて決めないと進まない葬儀社との打合せが結構多いので、結局姉は一番下の子、娘ですが頼りにし相談して進めたのです。

 義兄が亡くなった一報は30日早朝でした。その日は元の職場の同僚の葬儀に羽咋に出かける日。何とここのセレモニーセンターで義兄もお葬式をすることになるとは……。
 青年の家で共に仕事をした健さんが63歳で亡くなりました。定年延長でこの3月で辞めるやさきの 12月28日御用納めの日。くも膜下出血で職場で倒れ、何も言わず、家族との永遠の別れとなりました。
 当時の職場結婚をし彼は転出し奥さんは残り長く共に働きました。職場のOB会の仲間が大勢お参りに来ていました。突然の別れを他人事でなく、悲しみが、みなに伝わりくる。本当に残念。残された奥さんのまみちゃん、「いつものとおり出かけて行ったの」泣かされます。突然の別れ。

 人生の終わり方は高齢者にはとても関心が高いことであります。しかし、必ずいつか死ぬのに生前からの準備はというとまだまだ。 やはりまだ自分は死なない、死を考えないよう遠ざけていると思います。 ここらで考え直そうと思うのであります。

 私の母の一周忌。今月26日に法要をします。母は入院する前でしょうか、自宅に帰れないことを考えて、いわゆる家族への伝言や葬儀の希望を伝えていた、書き留めたノートはなかったが私や妹あての手紙やメモが残されていました。父が先に逝き、残された母はやはり自分のエンディングを整えていたのでしょね。 さすがです。

 最近はエンディングノートが市販されている。万一に備えての備忘録として、40代以下の方も購入されているらしい。
そうです、姉は義兄が亡くなった時、キャッシュカードの暗証番号聞いていたが思い出さず困ったと言っていました。取り込みの時はなおさらボーとなって何も考えられない状況になるものです。
 エンディングノートは葬儀や伝言等の内容とは別に、財産等の記載する別ノートがあり保管上分離できるのもあるようです。財産をいっぱい残すことができる方には安心なものとおもいます。

 母の葬儀にはDVDで生前の姿が振り返る事ができました。セレモニー会社の方で母のアルバムから在りし日の和田悦子思い出のアルバムのDVDが作られて、葬儀の時、喪主の挨拶前に映像が流れました。私や家族はその時初めて見まして感動しました。母にかわいがられた内孫である直ちゃんが写真を選んだのですが、母にはいいお別れのプレゼントとなりました。

 
 生前に自分の葬儀に流してもらうラストメッセージをビデオ制作支援するNPOなどもあります。少子高齢化が一層進むなか、親子でも年に1回も会わない家族関係も決して稀でない、その上親族の付き合いも希薄化している世の中になっています。
 連れ合いが亡くなり、お一人様になった時、この世の別れに自分のことばでさようなら、ありがとうなど感謝の気持ちを伝えて、ラストをしめるようになる、そんな葬儀が当たり前になるかもしれません。

 我が夫は自分の葬儀には石原裕次郎の「我が人生に悔いはなし」をBGMで流してほしいそうです。承知いたしました問題なしです。  

Posted by 久保洋子 at 15:28

2013年01月03日

新しい名刺入れ

  新年おめでとうございます
     本年もよろしくお願いいたします


 新年から使用するため、昨年購入しました加賀友禅の名刺入れです。友禅の名刺入れは、県外視察など普段以外で使用していましたが角がほつれて、みすぼらしくなりましたので、買い替えを考えていました。
 若手作家の武部 徹さんは鳥や爬虫類や猿やリスなどの動物もモチーフにしています。 私はこの地色も好みでした、「やもり」がデザインで5匹ファミリーをイメージしているとのことでした。家を守のがやもりでいいモチーフなんですと作家からの一言です。

 今年は巳年ですが巳のデザインも見せていただきました。地色も男性の好みで染めると加賀友禅もしっくりとします。名前を入れたり、オリジナルのオーダーも可能だし巳年の方にとてもお勧めです。金沢人、金沢の伝統工芸加賀友禅をさりげなく名刺入れ(カードケース)を使用するなんておしゃれですよ。
    

Posted by 久保洋子 at 12:41