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2011年06月03日

震災派遣 ……  その3

震災派遣 ……  その3
震災派遣 ……  その3

中浜小学校の津波あと 
中浜小は海から約200メートル。地震直後、「津波の予想到達時間は10分後」とテレビから、即、校長は2階建て校舎の屋上への避難を指示し、校庭や教室にいた児童 教員や保護者、地元住民を含め約90人が屋上に避難しました。屋上の運動会用具など保管してある用具室で一晩過ごしたが翌朝、自衛隊のヘリコプターで全員が救助された。(テレビにも取り上げられた)学校はしっかり残っているが目の前の団地の住宅は基礎のみで跡形もないのである。松林が消え海岸線が見える。
 グランドは津波にのまれた車でいっぱい。車はさまざまな破損状況ですが自衛隊により1台1台きちんと並べられていた。
震災派遣 ……  その3
震災派遣 ……  その3
 
 中浜小学校では海抜を上げるための盛り土をしてあった。また海岸線と垂直に建ち、津波を切り裂くようにして抵抗を少なくした構造である。さらに海に面した側とその反対側に窓をたくさんつくり、廊下の幅も広くして、津波をそのまま(建物の中を)素通りさせる構造になっていた。オーシャンビューという景観に配慮した海岸に平行する建物が多い中に、海に近いから特に津波対策ができていたことに感心しました。
 しかし地震が来たら建物から離れる、津波は高台にがマニュアルでしょうが、校長は地震による津波注意報を受け、「緊急時は校舎の上と用具庫」を事前に津波の避難計画を確認していたと伺いました。そのことで子どもたちを守ることができたといえます。
 今回、児童の命が守られましたことには、優れた校長(指導者)の適切な決断と実行があり、それを支える教員、大人たちの協力があったのではないかと思います。
マニュアルと臨機応変について改めて考えさせられる。


Posted by 久保洋子 at 12:17

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