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2012年10月28日
宮古市の漁具・魚網
運ばれてきた廃棄物
線量計使用
試験搬出用包材
23日盛岡市に一泊して24日宮古市の二次仮置き場を視察しました。写真のとおりまだ、分別されていない災害廃棄物の山やまです。岩手県は県内施設で最大限処理を実施しています。各市町村の清掃センターやセメント工場なども稼働また仮焼却炉も稼働してできる限りの処理を実施しています。この処理のスケジュールは平成26年3月までに実施の予定であるが
525万トンの災害廃棄物は岩手県内の約12年分に相当するものです。施設を最大活用しても207万トンと推計され、当然ながら、県内処理では間にあいません。平成26年までに処理するには広域処理が必要であります。可能な限りの復興資材化等の有効利用もしていることがわかりました。しかし特に不燃物や漁具・魚網は処理方法の目処が立っていない現状です。
私たち参加議員は漁具・魚網の埋め立て処理について視察しましたが、試験搬出にむけて処理方法が3種類の裁断方法でテストをしていました。裁断方法により漁具・魚網の細かさなど違いがわかるように置いてあり、また梱包された状態のものも置かれていました。
放射能に関しては受け入れる戸室地区の理解が得られることが大切です。またセシウムの濃度など気がかりと思いますが私たちが測定した結果は本市より低い0.024でした。当然、搬出に対してはチェックされ事前に安全を確認したものを受け入れることになります。
現地で私たちは「本格的復興には、被災地だけでなく、みなさまの力も必要です」というチラシをいただきました。
被災地での処理の進捗状況を考えると、心より受け入れ・処理に対して皆様のご理解をお願いしたいと存じます。
Posted by 久保洋子 at 22:51