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2014年04月01日

当たり前を考えさせられる

 29日県看護連盟の研修会を開催する。講師は北海道医療大学大学院客員教授の石垣 靖子先生
看護界ではファンが大勢いる先生です。ご多用の中、年度末の29日にようやく金沢にお越しいただけることになりました。
前夜は先生と一献を。菊姫がお好きとのことで会食は菊姫をご一緒にいただきました。当地のお酒がお好きとはうれしい。お話もはずむ。
翌日の講演が楽しみとなる。

石垣靖子(いしがきやすこ)先生 プロフィールをご紹介
1938年生まれ。北海道大学医学部附属病院副看護部長などを経て、ホスピスケアを専門に行う東札幌病院に勤務。看護部長、副院長、理事を歴任する。 東札幌病院は「医療の本質はやさしさにある」を理念として1983年に開設。内科・外科・緩和ケア病棟を併設する。早くからホスピスケアを標榜し、患者さんの価値観や生き甲斐などを大切にしながら、「もっともその人らしい」生活が実現することを尊重した医療と看護を行っている。
92年、エイボン女性大賞受賞。 現在は北海道医療大学大学院客員教授。

講演は「あたりまえであることの幸せ」
私たちの日常は あたりまえのもの。意識しない 空気のようなものです。しかし「日常」はづっと続く保証はないです。(3.11被災もしかり)
私たちは「当たり前」の生活ができなくなったときに「当たり前」のありがたさに気づくのですね。病院の生活は非日常ですストレスの中にいる。
看護職には日常と隣り合わせの 非日常を患者と共有しながら、日常を患者にもたらすという重要な役割が求められる。とお話されました。
すごいなぁ と思った
猫とひとり暮らしの高齢者は 猫を家においてまで入院したくないと言う。病院には規則だから患者の希望に添えることができないと言うが、どうしたらいいのか、ペットを連れて入院できるように、条件づくりをしたという。ペットの癒しは家族と同じ力、不安や痛みで眠れない夜ペットの犬の体に触れ頭を何故ながらいると、犬が「大丈夫だよ」と言ってくれたから眠れたという患者さん。 ほんと 分かる。
病人は自分の病気を治してもらいたいと思っている。しかし特に死ぬことが分かった人には自分の生き方をどうするかの方が大きな問題である。普通に生きてきた人、普通の人のままその人らしい生き方ができるようにサポートできる 日常のケアが当たり前にできるナースが育ってほしいと思った。
耳の痛いナースもいたのかな
 病室に来るナースでまるで背中に「 私に話しかけないで 」と張り紙が貼ってあるような ナースもいる。また明るい笑顔で患者に声をかけ
る笑顔のナースは相手を幸せな気持ちにする。そんなナースを選んで 患者も話し、相談するものです。
当たり前を考えさせられる


講演終えて石垣先生と私
 




Posted by 久保洋子 at 23:24

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