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2015年02月22日

介助犬との出会い

介助犬との出会い
石川県でただ一人介助犬と暮しています平野友明さんはタフィーとともに研修会場にお越し頂きました。私は初めての出会いです。
脊髄損傷で入院し、退院できたが、日々生活の不安がいっぱいだった、満足にできないことが多くあり生活では、いらつくことばかりだった。
タフィーが来てから、お世話は自分でしなければならないために、自分が体を動かすことになる。朝の体調悪いなぁもっと寝ていたいと思ってもタフィーには朝ごはんをあげなければならない。こんなことで、日々タフィーとの規則正しい生活が、自分の生活も規則正しいものにならざるを得ないことになり、むしろ幸いしている。 介助犬パートナーであるとともに、一緒に生活するなかで、タフィーがこころの落ち着きをも与えてくれる存在ですとお聞きしました。
また、平野さんは、看護職の方々には介助犬と言う存在を知っておいて欲しい。退院時には介助犬のことを情報提供して下さるだけでも、退院後の生活が違う。自分には介助犬は無理でないかと思わないように、介助犬という選択肢もあるよと言ってくれるだけでも良い。と、お話しいただきました。
介助犬との出会い
こちらはキャロル PR犬です。訓練された事を研修会場にいる私たちに実技を披露する。PR犬なので、上手にできたら大きな拍手をお願いされます。ほめられるから、訓練された事をするのです。
ほとんどは介助犬希望者の個々のニーズに合った、お手伝いができるようにトレーニングされている。先の平野さんは脊髄損傷のために、手に力が入らず、すぐに物を落とす、例えばリモコン、携帯、財布、お金など。それを拾う、どこで落としたか場所を探して、ひらいあげ持ってくる。奥さんが家のどこにいるか分からないが、呼んできてということにも、各部屋を探して奥さんのお尻をとんとんと顔で叩いて合図する。靴や靴下を脱がす。ドアの開閉とか平野さんのニーズに応える訓練をしている。
実は、車いす使用者とは限らず、歩行介助の必要な方、リュウマチの方などの介助も。犬にはその方に応じたオーダーメイドのトレーニングをしているとの事でした。
愛知県長久手市に介助犬総合訓練センター 「シンシアの丘」 日本初唯一の訓練施設があります。介助犬は無償貸与されますので、自分より重症の方が必要でないかと、躊躇している方が多いと伺いましたし、犬の世話はできない  なんてあきらめる方もいるとのことですが、あきらめる前に 是非お気軽に相談をして下さいとおしゃっていました。
この研修会のあいだキャロルもタフィーも 「ワン」とも泣かずに実にかわいい目をしておとなしくしていました。




Posted by 久保洋子 at 23:32

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